みなさんはカロリーについて
- カロリー気を付けて計算してるのに、痩せないなぁ
- 低カロリーの食品を摂ってるんだけど・・・
- たくさん情報があって、何が正しいかわからない
カロリーについてWebで検索したりしても、情報があふれていて、「結局ナニが正しいの?」となるケースが非常に多いです。
私は太ったり痩せたりを繰り返し、本を読んだり、これまで何度もいろいろなことをやったり買ったりして失敗・後悔したり、これだと思う方法が見つからず遠回りしてきました。
そこでこの記事では、カロリーについての知識の無い人でも、人間の体はどのような仕組みでコントロールされているのか分かるようになり、正しく理解でき、これからの健康への参考になります。
結論、食品表示におけるカロリーには意味がありません。
ナゼでしょうか?
人間の体で様々なものを作ったり、分解したり、それをコントロールしているのは「ホルモン」だからです。
食品表示におけるカロリーが無意味な理由
冒頭でも書きましたが、食品表示におけるカロリーは意味がありません。
みなさんにカロリーについて正しい理解を知ってもらうために、これから幾つか質問をしていきます。
1つ1つひも解いていきましょう。
質問① 同じカロリーの食べ物なら、同じだけ太るか?
「食べ物A」と「食べ物B」があるとします。どちらも500kcalだとします。Aを食べるのと、Bを食べるのは同じだけ太りますか?
YES
答えはNOです。
えぇっ!?どうして!?
消化に必要なエネルギーが、食べ物によって違うからです。消化をするためにはエネルギーが必要です。消化に必要なエネルギーを引いてからでないと、AとBを比べることができません。
■例えば、消化に必要なエネルギーについて
・お菓子を食べる → 殆どエネルギー不要。
・ステーキを食べる → 沢山のエネルギーが必要。
表示されているカロリーが同じでも、ここで違いが生まれます。食品表示には、消化に必要なエネルギー量は記載されていません。
なるほど、確かに消化に良い食べ物と消化しにくい食べ物はあるのは知っています。消化に必要なエネルギーが違うってことなんですね。
質問② 質問①を踏まえたうえで、同じカロリーの食べ物なら、同じだけ太るか?
では2つ目の質問です。消化に必要なエネルギーを差し引いた後にAとBはどちらも500kcalになったとしましょう。Aを食べてBを食べて同じだけ太りますか?
もちろんYES!
答えはNOです。
えぇーっ!また違うんですか!?
口に入れたものは、全て吸収されるわけではないからです。人間が吸収できるものと、吸収できないものとあります。人間が分解するための酵素をもっていないものは、消化できません。吸収されないものの代表格は、「食物繊維」です。
そうだったんだ・・・、分かってるようで分かっていなかった…
質問③ 質問①、②を踏まえたうえで、同じカロリーの食べ物なら、同じだけ太るか?
消化にそもそもかかったエネルギーを差し引きました。吸収するかどうかというのは勘案しました。その上で、Aを食べて、Bを食べて同じ500kcalだとして、同じだけ太りますか?
今度こそ「YES」「YES」「YES」!!
答えはNOです。
わからなくなってきました・・・
理由は、あなたの体は食べ物から脂肪だけを作ろうとしていないからです。摂った食べ物からいろいろなものを作ろうとしているのです。脂肪、筋肉、グリコーゲン、血液、骨、髪、赤血球などを作ろうとしたりしているわけです。筋肉とグリコーゲンばっかり作ろうとしていれば、スーパーアスリート。食べ物から脂肪だけを作ろうとしていれば、ただのデブということになります。
なるほど、確かに私たちの体はいろいろなもので出来上がっていますね。吸収したものから脂肪だけしか作られていなかったら、髪の毛も骨も血液も筋肉も何もかも無くなってしまいますね。理解できました。
最後の質問 体の科学のプロセスをコントロールしているのは?
あなたの体は食べ物から、筋肉を作るのか、グリコーゲンを作るのか、脂肪を作るのか、それを決めているのは何ですか?
わ、わかりません…
これが1番知りたいことではないでしょうか?これが分かれば、体に必要な物を作るために、コントロールすることが出来るってことですから。
知りたい!知りたーーーい!!
答えは、「ホルモン」です。
ホルモンの役割
人間の体の中の科学のプロセスを全て制御しているのは、ホルモン。
ここで非常に大切なホルモンは、いくつかあります。
人間成長ホルモン (HGH : Human Growth hormon) | HGHが分泌されている時に、身体は筋肉を作ろうとしています。 |
GLUT4 | ブドウ糖運搬たんぱく質であり、これが分泌されている時に、身体はグリコーゲンを作ろうとします。 |
インシュリン | インシュリンは分泌されている時に、身体は脂肪を作ろうとします。ただし、人間成長ホルモンが豊かに分泌されている時に、インシュリンが分泌されると筋肉を作ろうとします。 |
レプチン | 満腹感を与えてくれるホルモン。レプチンが正しく分泌され、満腹感が必要な時に出てくれば、食べすぎる事はありません。いくら食べても満腹感が出ないというのは、レプチンが分泌されにくい食事を摂っているということです。 |
これだけのカロリーを食べて、これだけのカロリーを消費して、食べて、消費して、食べて、消費して、食べている方が多いと太ります。消費している方が多いと痩せます。あれは嘘なんです。ここまで聞いてみて、カロリーに対しての誤解や思い込みから解放され、正しい理解が出来たと思います。
まとめ
今回の記事をまとめると
- 食品表示におけるカロリーは意味が無い
- 消化に必要なエネルギーは食べ物によって異なる
- 吸収できる食べ物と、吸収できない食べ物がある
- 食べ物からいろいろなものを作ろうとしている(筋肉、髪、骨、血液など)
- 人間の身体の科学のプロセスをコントロールしているのはホルモン
結論、ホルモンの分泌が正しくなれば全て良しです!!
皆さんの健康に役立つ知識を発信していきますので、ぜひ参考にしてみてください。病気や体調不良による時間の浪費、パフォーマンスの低下を排除して、正しい理解で健康を維持する。これこそが、基本であり最たる時短・ショートカットではないでしょうか。
Update Your Life 変わるチャンス(変わチャン)につなげましょう。